知っておきたい印刷物に関する基礎知識

印刷物の製作に関する基本的な情報・知識を掲載していきます。何か印刷物を作りたいと
思っている方、ぜひ参考にしてみてください。
分かりづらい点や不明な点などあればお気軽にお問い合わせ下さい。

主な紙の種類

ここでは主な紙の種類について掲載します。
こちらに掲載されていない紙の印刷物を作りたいと思っている方、ご相談承ります。

■上質紙　

■コート紙　

■マット紙　

■　上質紙

一般のコピー用紙として使われているのが上質紙です。
紙の表面に加工をしていないのでざらざらしており、鉛筆でも書き込みが可能です。
上質紙は、平滑度が低いため、落ち着いた感じ（インキが沈んだ感じ）で印刷されます。インキが用紙ににじみやすく、高精細の4色カラーの印刷にはあまり適していません。このため主に単色印刷で使用されることが多いです。

■　コート紙

用紙の表面にコート剤（顔料）をつけ、機械で均一に表面加工した滑らかなツヤのある印刷用紙です。裏面、表面共に微光沢があるのが特徴です。印刷特性に優れ、写真などが綺麗な画質で印刷されます。色の表現にも向いており、彩度の高いカラー印刷、一般的な商業印刷に広く用いられています。

■　マット紙

しっとりとした質感と手触り感で、コート紙と比べると光沢がないため半光沢紙とも呼ばれています。色の発色はコート紙に近く、印刷後のインクの沈みが少ないため、仕上がりにボリューム感が現れます。光沢がない分コート紙のつるつるとした感じを抑えられるので、落ち着いた雰囲気の作品に仕上がり、長時間見ていても目が疲れづらいという特徴があります。

ほかにも古紙を再生利用した『再生紙』、光沢があり高級感がでる『アート紙』、紙色が木の色に近い茶色でナチュラルな質感がでる『クラフト紙』など、さまざまな用紙があります。

「こんな紙を使いたい」、「どんな紙にしたらいいのかわからない」など、お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。